スリム ドゥ エルメス 2019年の新作としてチタンケースモデル
タイポグラフィへのこだわり「スリム ドゥ エルメス 」に追加されたチタンバージョン
「スリム ドゥ エルメス」に、2019年の新作としてチタンケースモデルがラインナップされた。「スリム ドゥ エルメス チタン」は、沈んだダークグレー色が特徴のチタンケースと、オレンジが映えるアントラシト色の文字盤、そしてエルメス・マニュファクチュール開発の超薄型ムーブメントが、ビビッドでありながら、控えめなたたずまいのこのモデルに知性を感じさせる。
幅が広く視認性に優れたこの文字盤は、アラビア数字が配されたチャプターリングと、細いバトン針が時を刻む見事なスネイル仕上げの中心部、そしてフロステッドクリスタル製のスモールセコンドカウンターといった、3つの要素で構成されている。差し色として使われるオレンジは文字盤に華やぎを添え、マットなグラファイト色のレザーストラップにもよく調和している。
クリエイティブ・ディレクターを務めるフィリップ・デロタルが2015年にデザインしたこのモデルは、精密さと調和、究極のシンプリシティを体現している。ラウンド型ケースの優美なカーブとストレートなラグ、すっきりとした文字盤とフランスを代表するデザイナー、フィリップ・アペロワによるオリジナルのタイポグラフィによってこれら要素は表現されるのだ。そして、シースルーのケースバックから見て取れるのはマイクロローターを採用し、ブリッジには“H”モチーフが散りばめられた、自社開発の薄型自動巻きムーブメント、Cal.H1950である。
スリム ドゥ エルメス チタン
エルメス「スリム ドゥ エルメス チタン」
自動巻き(Cal.H1950)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。Tiケース(直径39.5mm)。3気圧防水。82万円(税別)。6月発売予定。